お久しぶりです!ブログを書くのがいつも転機のご報告になってしまうShioriです。(笑)
久しぶりの投稿は、出船送りのお話。
今まで、漁業のまちに住んでいながらなぜか行くタイミングがなく、3月に初めて行ってきました♪
※当日は強風だったので、以前の写真を拝借…!
出船送りとは…こちら。
突然ですが、「遠洋船」と聞いて、何をイメージしますか?
4年前の移住当初、地元の人の「唐桑の漁師は、エンヨウセンで海に出て〜」という話を聞いて、私の頭に浮かんだのは社会の教科書に載っていたあのグラフでした。
中学校で習う、「遠洋漁業」と「沖合漁業」と「沿岸漁業」の違いを読み取る”漁獲量の推移のグラフ”です。
お恥ずかしながら、結構本気でこれしか頭に出てきまませんでした。笑
ですが、ひょんなことから初めて行くこととなった出船送りでは、
これから1年間航海に出る決意を固め、キリリとした表情の漁師さんたち、
それを支える漁業関係の方たち、
そして、明るく見送る家族や友人の方たちを目の当たりにして、
いろんな想いが集まっている光景に、ぐっと来てしまったのでした。
特に、「おいしいお魚獲ってきてねー!」と船が見えなくなるまで思いっきり手を振りながら、みんなで明るく見送る雰囲気が気仙沼っぽすぎて気仙沼を象徴しているみたいでした。
普段おいしくいただいているマグロの裏には、一つ一つのストーリーがあることが目に浮かんで、
この日は思いがけず私の中の「エンヨウセン」という言葉を立体的にしてくれた日となりました。
移住してから、いろんな自然や地域の姿と出会うたび、
「あーこれ教科書に書いてあったやつ!」と思い出しては自分の頭の中にイメージが増えていくのが嬉しくて、
今では、「リアス」と聞けばいろんな山と海の風景が目に浮かぶし、
「漁師」と聞けば、いろんな人の顔が浮かぶ。獲れたてのおいしさだってわかるようになりました。
(おとなりからいただいた、できたてぷりっぷりのカキフライ♡)
大漁唄の浜甚句だって生の声が聞こえてくる。
(浜甚句を記録に残すべく、先日midoriと撮影に参加してきました〜!当日の様子がYouTubeにアップされているのでぜひご覧ください☆)
本来は、体験があった上で教科書を読むのが理想な気もしますが、まあこれはこれでいいか〜と。
出船送りの光景を見て、私はこれを学びたくて移住したんだったなぁとなんだか原点に立ち返らせてもらいました。
…そして、やっぱり転機のご報告ですが(笑)、
3月で気仙沼を出ることとなりました。(出ました!)
これからのことは、気仙沼のことではなくなるので詳細は伏せさせていただきますが、気仙沼での日々があったからこそ進むことができたと思っています。
これまでの唐桑・気仙沼での学びを活かして、次のステージでも頑張ります!
お世話になったみなさんには、こちらが拍子抜けするほど明るく送り出してもらえて、さすがは気仙沼だなぁと。
おかげで寂しさよりも笑顔で飛び立つことができました。本当にありがとうございました!!!