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-Profile-

名前:岡崎 真弓(Mayumi Okazaki)
職業:教師
出身:岡山県
生年月日:1990年7月19日(2013年 山梨大学卒業)
移住した年:2013年4月~2016年3月(現在、岡山県へ一時帰省中w)
 

-History-

生まれは岡山県岡山市のド田舎。田んぼに囲まれて育ちました。
高校を卒業後、親元を離れ山梨県甲府市にある山梨大学の教育人間科学部に入学。
家庭科の教員になるための勉強をする傍ら、バイトをして海外旅行に行ったり、祖母の影響で始めたフラダンスにも熱中していました。
そんな楽しい大学生活を送っていた大学2年生の春休み、2011年3月11日。
東日本大震災がおこりました。
その年の秋、初めて学生ボランティアとして東北に足を踏み入れ、活動先となったのが気仙沼市唐桑町でした。
その時の私の目的は、教員になる立場として被災地の現状を知ること。
そこで、被災体験を話してくれた地元の方に「このことを伝えてほしい」と言われ、教員になって子どもたちに伝えようと決心していました。
 
時は過ぎて、2012年の夏。ボランティアの時に知り合ったメンバーが唐桑に常駐し、まちづくり団体「からくわ丸」を立ち上げました。
そのメンバーにもう1回唐桑に来てみない?と誘われ、もう一度唐桑を訪れたのがキッカケで、そこから1ヶ月に1回は唐桑に通うようになりました。バイト代・奨学金はすべて唐桑への交通費につぎ込みました。
 
なぜそんなにも熱中して、唐桑に通ったのか―。
人が温かいから、食べ物が美味しいから、海がきれいだから。。。
もちろん、それもそうですが、私の場合は「田舎は面白い」と感じたからでした。
そして、これからの人生が変わるようなそんな予感がしたからでした。
 
それまで、私は自分のふるさとも含めて田舎は古臭くてつまらないという印象でした。
しかし、からくわ丸が開催していた「まち歩き」という活動を通してそれは覆りました。
「まち歩き」とは、まちを歩きながら、普段の「暮らし」をまちの人に教えてもらい、そのまちのあるものを掘り起こしていくという活動でした。
唐桑の「暮らし」を教えてもらうと、まるで私の知っている田舎暮らしとは違いました。
今までの「当たり前」が「当たり前」じゃないことに気づき、度肝を抜かれました。
 
田舎と一言に言っても、その土地その土地で、さらには地域内でも地区によって暮らしや風習が違ったりします。違いを理解すると、不思議とそこに自分のふるさとに対する「誇り」が生まれてきました。
もちろん、唐桑の暮らしにも魅了されていきました。それが面白くて、面白くて―。大学卒業を機に、唐桑町に移住してきてしまいました。(笑)
 
唐桑での生活が始まっても、気づきや驚きが出てくる、出てくる。毎日が「あるもの探し」でした。
旅行先でも、その土地の人の暮らしが気になるくらい、体に「あるもの探し」が身についています。
 
でも、これが「豊かさ」に繋がるのではないかと私は思っています。
その土地に住む人が、その土地のことを客観的に理解し、誇りを持ってその土地に住む。
 
これが「豊かに」生きる第一歩のような気がします。
自分のふるさとに誇りを持ち、その土地の特性を生かした暮らしができる。
そして、そんな自分に誇りが持てる。
そんな素敵な、そんな「豊かな」人生を私は送りたいと思います。
そして、子どもたちにもそんな人生を送って欲しいと思っています。
 
今、私は唐桑の子どもたちにふるさとを五感で感じてたくさん遊んでもらうための活動をしています。