-Profile-
名前:若林 詩織(Shiori Wakabayashi)
職業:唐桑公民館職員
出身:神奈川県
生年月日:1993年9月21日(立教大学卒業)
移住した年:2018年4月〜
-History-
「このままここにいても、何年、何十年先の社会を生きる力は身に付かない。」
これは、24年間の都会生活で効率性ばかりを求め、豊かな時間をないがしろにするようになっていた、私の辿り着いた答えです。
唐桑に出会ったのは、2015年夏。
大学3年生の時に、まるオフィスのワークキャンプに参加したのがきっかけでした。
震災当時は、高校2年生。
震災のことをどうしても自分のこととして捉えられずにいた私は、唐桑へ飛び込みました。
唐桑の人と自然には、東京での大学生活に疲れ切った私を包み込んでくれるような温かさがありました。
唐桑には、足を踏み入れた瞬間、
「ここに来て良かった。ここに来て良いんだ、来るべくして来たんだ。」
と思わせてくれるパワーがありました。
昔の暮らしに近い生活、
資源のあふれる自然、
人と人との繋がり、
今の学校では学べない知恵、
お金では買えない豊かさ、
ここにこそ、生きる上での本質があると思います。
それが全部揃ったまち、唐桑。
私にとっては、宝石だらけの先進地です。
この宝石を、次世代を生きる子どもたちに伝えていきたい。
いつか、地域に開かれた学校で教員に戻るのが、今の夢です。
私は、震災の被害を直接は見ていません。
被災者の方の気持ちを完全には理解出来ていないかもしれません。
それでも、震災を目のあたりにした地域の方、震災がきっかけで移住を決めた仲間がたくさんのことを教えてくれます。
私に出来るのは、繋いでいくこと。
新たなフェーズのはじまりです。