晴れた日は、秋風が気持ちいいな~と思っていたのも束の間。
冬へ向けて、刻一刻と気温が下がってきました。
今回は、初めての唐桑の冬を乗り越えられるのか、すでにがくがくしているshioriがお送りします♡笑
唐桑へ移住して、半年が経ちました。
都会暮らしに乏しさを感じていた私がずっと求めていた、
“心があったかくなる瞬間”をたくさん蓄えています。
私は、お仕事のない日をどう過ごしているかというと、
学校と地域をつなぐお手伝いをしたり、
じもとまるまるゼミのスタッフをしたり、
いろんな人のお家へ行って、話を聞(くついでにご飯をごちそうになっ)いたり、
松圃虎舞(太鼓)や浜甚句(踊り)をしたり、
はたけしごとを教えてもらったりしています。
そんな私の休日を、紹介していきたいと思います~!
唐桑は、とにかく学びの資源がいっぱい!!!
この間のできごと。
ふと、「こっから取れる油は希少なんだ。」と椿の中身を見せてくれました。
文章で「椿の種は、油になる。」と書かれていても、
ふ~ん、とただの知識になってしまうけど、
こうして、椿の種を見せながら言われると、
「これが油になるなんて、昔の人はよく見つけたよなぁ!」とわくわくします。
こんな、五感を思いっきり使って学ぶ日常が、ごろごろ転がっているのです。
そして、唐桑では、自然と共に生きる大人にカンタンに出会えます!
そのへんを歩いています。笑
海と共に生きて来た漁師さんや、大地と共に生きる農家さん。
その他にも、しごとに関わらず、
海と、自然と共に生きて来たひとたちの文化が残っています。
ついでに、前教育長と一緒にまちあるきが出来ちゃったりもする。
こんなんなかなか出来ない!!
自然を感じて、地域を目で見て、そこで暮らす人の声を聞いて、
地域が自分のものがたりになっていくまちあるき。
これが楽しいんだな~!!
他にも、唐桑には子どもたちの未来のために全力で楽しむ大人がたくさん!!
夜に集まって、ミーティング。
夏の一大イベント、「はまのまちがっこう」(まちづくり協議会主催)
この景色を見るたび、
「こどもたちのために全力なおとなが地域にいるなんて、未来は明るいなあ。」
とじーんとします。
それから、私は松圃虎舞(まつばたけとらまい)や浜甚句(はまじんく)などの
伝統芸能が大好きになりました。
松圃虎舞の練習には、小学生からおんちゃんまでいろんな世代の人がいて、
私にとっては地域とつながるツールでもあります。
人とのつながりが希薄になって来ているこの時代に、
人とつながる大切さを知っていて、
それを大切にしている人たち。
もしかしたら、それはきっと、
震災で再認識されたことでもあるけれど、
その中にいると、すごく安心します。
その他にも、はたけしごと。
有難いことに、職場や近所から野菜や魚をいただきます。
“季節”や“旬”を今までの何倍も意識するようになって、
どんなに技術が発達しても、やっぱり人間は自然に生かされているんだなぁ、
と改めて実感します。
つくった人の顔が見えるごはんは、何倍もおいしい。
そして、少しでも良いから自分の食べるものを自分の手で作りたい。
こうして見ると、一見スローライフに見えますが、
毎日学ぶことだらけ、考えることだらけ。
唐桑の人間らしい暮らしは、いつも私に大切なことを教えてくれます。
春に蒔いた種が、芽を出して、
ジメジメした梅雨をじっと耐えて、暑い夏を乗り越えて、迎える収穫の秋。
少しずつ形になった実を収獲した後は、どんな冬が待っているんだろう。
楽しみだな。
冬眠だけはしないように、頑張ります!笑