Hirona_Pen.turn
-Profile-

名前:加藤 広菜(Hirona Kato)
職業:鶴亀の湯・鶴亀食堂
出身:神奈川県
生年月日:1998年4月19日
移住した年:2020年3月〜
すきなこと:絵を描くこと、のんびりすること
 

-History-

私が初めて気仙沼に来たのは、2020年2月下旬。深夜バスから降りた時に私の体を通り抜けていった2月下旬の東北の風は、とても澄んでいて、痛いくらい冷たかったです。

当時、勤めていた勤務先でトラブルがあり、どうしようもなかった時に助けてくれたのが、気仙沼に移住している兄でした。身内がひとり居るとはいえ、とても心細かったのですが、移住者の皆様や地元の方々はまるで昔からの親戚のようにあたたかく迎えてくださいました。1週間滞在中は、大島、岩井崎、男山さんへ酒蔵見学など、色々な場所に連れて行って頂きました。とても良い思い出です。
 

震災当時、私は卒業を控えた小学6年生。関東でも大きい揺れを感じ、上履きでグラウンドに出たことを覚えています。帰宅してテレビを見ると、本当に日本で起きていることなのかと衝撃を受けました。
「家も流されて何もかも失って、もうダメかと思ったけど、今こうして生きているから、人生って不思議。」と話してくれたおばあちゃん。頬をきゅっと上げて笑っていました。死を目前にした経験。ゼロからのスタート。それでも尚、大地を踏み締め前進している。この地域に住んでいる方々の灯火は力強く、優しいと素直にそう感じました。滞在後、すぐに荷物をまとめ、その1週間後に気仙沼に移住しました。即決でした。
 

唐桑はきれいな場所がたくさんあって、とても素敵なところ。唐桑の空や海は毎日色を変えますし、青々と茂る緑は眩しいくらいきらきらしています。私は絵を描くことが好きなのですが、唐桑からインスピレーションをもらう機会はとても多いです。
 

これからももっと唐桑の素晴らしさをたくさん見つけていきたいです。私の夢はイラストレーターなのですが、いつか唐桑で「イラストレーターの広菜ちゃん」と言っていただけるよう、日々精進します。私のイラストで皆さんが少しでも笑ってくれたら幸せだなぁ。毎日笑って過ごせる贅沢な日々を、少しでもおすそわけ出来る投稿をしていきたいです。