このブログをリリースして、1年がたちました。
マスコミの方、SNS、唐桑出身者、唐桑でお世話になってる方、ボランティアで唐桑に来てた方、
ほんとに色々な方に「みてるよ~」とお声掛け、たくさんの反響を頂きました(*^v^*)
みなさんいつもありがとうございます。
Pen.turn女子(ペンターン女子)

そこで1周年を記念して、私たちの事をもっと知ってもらおうと、インタビュー企画を開始します。
週替わりでペンターン女子がペンターン女子にインタビュー!
第1弾は私mippoが、同じ家に同居するシェアメイトでもあるkomachiにインタビューします♪

インタビュー場所はシェアハウス清水屋。
スッピンでパジャマ、夕食を食べながらです。リラックスしすぎているので、写真は別の機会にとった小町っぽい写真です。(笑)
Pen.turn女子(ペンターン女子)

― なんかkomachiに改めて聞くのって初めてだね。
私寝起きでクズ感で過ぎてるけど大丈夫かな?まあいいか。

―(笑)震災の時ってもう富山から仙台の大学に入学してたんだっけ?
ちょうど入学するときでした。3月12日に家族と仙台に下宿する家を決めに行く予定をしてました。
親は震災後の混乱した状況下でしたし、余震も続いていたので、休学して来年から大学に行ってほしいと思っていたみたい。
だけど、私はその年に入学する事を決めました。
入学式が遅れて5月に入学。そこから東北生活が始まりました。

― 移住のための段階踏んでるよね。笑 どんどん富山から徐々に北上していくね。
でも、おばあちゃんの家が山形にあるから何度も東北には来てたから抵抗はなかったです。

― komachiって学生時代、南三陸町に復興支援に行ってたよね?
 ボランティアとか興味持つタイプじゃないと思ったんだけど、南三陸にはどんな感じで行ったの?

それまで、大学で出来た友達とか彼氏と遊んだり、バンド活動したり。大学生活を謳歌してたんですよ。

だけどやっぱり人の役に立つことがしてみたいと思ってて…丁度そのタイミングで被災地ボランティアの団体に誘われました。
最初、多賀城の仮設に行って、どういうプロジェクトかは忘れたけど、私は子供たちと遊んでた。

― 気仙沼に住んでると、仙台から多賀城ってすぐに行けそうだけど…
仙台で車がないと、けっこう行動範囲は限られますよ。仙台ですべて事済むから。
よっぽどの用事がないと出ないし車がないから出れなかったです。

― ほう。多賀城の仮設には何回か行ったの?
多賀城の次に南三陸のプロジェクトがありました。そのプロジェクトが、農家さん・漁師さんとツアーを作って、
都会からのお客さんに参加してもらうプロジェクト。私はコーディネート役で、それが楽しくて。

― 大学3年目にして、宮城の魅力に気づいたわけだ。
そう、新しい人に出会う事も、今まで知らなかった一次産業の事を知ることも、美味しいごはんも全部好きになった。
で、そのテンションで就職活動の時期になりました。
もう、やる気なんて出るわけないですよね。
企業で働くのは、向いてないと思ってました。やりたい事をやるっていう思考じゃないんですよ。
やりたくない事をやらない為に頑張るっていう思考(笑)

― さすが自称クズ!
だから、公務員かなぁっと思っていて、そんなモチベーションでとりあえず勉強を始めました。
大学とか、自治体とか受けたけど、全滅で(笑)
「あー、もう1年勉強したくないなぁ」って思って、南三陸のプロジェクトでお世話になってる先輩に相談したら、
唐桑に連れて行ってくれたんですよ。
なんと!そこには、住む家も、仕事もある!もう移住しよ。って決めました。

― 消去法で移住を決断。ある意味すごいよね。でも移住って聞くと都会に住んでる人にはハードル高いように思うし、企業に努めた方が楽なんじゃないか?って普通は想像すると思うんだけど、komachiにとっての1番の移住の決めては?
根暗でクズなんだけど、宮城の魅力にも取り憑かれたんです。
やっくんに会ったときも衝撃で。こんな漁師さんがいるまちは絶対楽しい。って思いました。
後、takumaさんやmayumiさん、先輩移住者が楽しそうに暮らしてるの見たら、あまり不安は無かったです。
ここなら楽しく暮らせるなぁって確信しました。

―移住してよかったって今思う事は?
わたし、多分都会で働いてたら更にクズになってると思います。
mippoさんは知ってるけど、休みの日は部屋から一歩も出ないで引きこもってるので、
シェアハウスだから、引きこもってたら気にかけてくれる人がいるけど、
都会で働いてたら、職場と家の往復で1日職場以外でのツナガリがない。最近会話してないな、っていう状況、目に浮かびません?

― うん。 精神的に追い詰められそうだね。
過労死?孤独死?とか、他人事だと思えないです。
ここに住んでると、風邪ひいたら近所の人がご飯もって来てくれたり、面倒見てくれる人がいっぱい居るんですよ。
最近は私のクズさを、唐桑の人も理解してくれた上で面倒みてくれる。
仕事でも、気仙沼の若い人からお年寄りまで色々な人と関わるから、どこにいっても心配してくれる人が居る(笑)

― 移住して驚いたことは?
意識高い人が多くて驚きました。
仕事上そういう人とかかわる事、その人のやりたい事について話す事が多いからかもしれませんが、
同世代の人が社会の事、まちの事、自分の事についてちゃんと向き合っているところです。

あと、唐桑に住んでたら、少しやせただけですっごく心配されて、
ひたすらご飯を食べさせてくれる。そしたら、人生で一番太って、太らない体質だと思ったらめっちゃ太ってビックリした(笑)

― 震災以降、まちの事を自分事として考える機会が増えた人は多いよね。
移住してこまった事は?

ライブに行きたいです。結構車ですぐに行けちゃうところでフェスは開催されてるんだけど、
仕事が土日に入ることが多いから、ほとんど行けてなくて悲しいですね。
こないだの気仙沼で開催される「サンマフェス」も楽しみにしてたのに行けなくて、グッズだけ買いました。

― 唐桑の好きなところは?
ズバリ一言ではなかなか言えないのですが、「好きだなー」って思う瞬間は結構あります。
こないだ、asukaさんと神止七福神の練習会に行って来たんですけど、
ベテランの先生は80歳代で、その次の担い手が60歳代、一番の若手が50歳代。
80歳代のベテランばあちゃんが元気で、すっごいパワフルなんです。
練習が終わった後のお茶っこの時間にお煮しめを持ってきてくれていて、
その女子会(笑)の時間も、食べたお煮しめの味も大好きで、唐桑好きだっておもいました。

以上、komachiのインタビューでした。
プロフィールはこちらから。→ http://pen-turn.com/profile/komachi/